モンスターの次戦以降の対戦相手を巡り、元世界王者が〝待った〟をかけた。世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は14日、愛知・IGアリーナでWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と激突。その後の12月にはWBC同級1位アラン・ピカソ(メキシコ)との対戦が合意済みと海外では伝えられている。

 ボクシングの元WBA世界ライトフライ級王者・渡嘉敷勝男氏はYouTube「トカちゃんねる」で、井上の12月の試合について言及し「ピカソは(亀田)京之介選手とやって、圧倒的な強さを見せられなかった。〝井上チャンピオンの相手としては不足だろう〟という評判が、世界中に回っている」と指摘。「ピカソとやるんだったら、前にやろうとした(井上にとって)5階級目のニック・ボールともう一度(試合を)組み直したらどうか」と提案した。

 井上は当初、12月に1階級上のWBA世界フェザー級王者ニック・ボール(英国)への挑戦を計画。その後に階級を戻し、来年5月にWBC&IBF世界バンタム級王座を返上する中谷潤人(M・T)との大一番に臨む青写真を描いてた。しかし、調整の難しさを考慮して方針転換。ボール戦を回避することになった。

 渡嘉敷氏は「フェザーに上がって落とすのはきついと言ったけど、減量を軽くするだけで済む。そんなに負担はないと思う。(ボールは)グッドマンとの試合で評価をかなり落としましたから。井上チャンピオンが(KOで)倒せるぐらいのレベル」と主張。「先に5階級を取って、記録を伸ばしちゃう。無敗、5階級制覇でメイウェザーを超えたんじゃないかと言われるぐらいの世界の評判にしてから、中谷(潤人)チャンピオンとやった方が面白い」と力説した。

 さらに「ピカソじゃ、世界中の視聴率は悪いですよ。あの強いアフマダリエフに勝ったあとにピカソじゃ…。これ、誰もドキドキして見る感じしませんよね」と強調。「ピカソも1回(今年5月の対戦を)キャンセルしてますから。向こうが逃げたみたいな感じですから、今回はこっちがキャンセルということで。ボールとやるなら、さらに期待度が上がる。それだったら、ボールとやりましょうよ」と訴えた。