ボクシングのWBO世界バンタム級王者・武居由樹(29=大橋)が3日、横浜市内で同級1位クリスチャン・メディナ(25=メキシコ)との3度目の防衛戦へ向けて公開練習を行った。武居は、将来の対戦が期待されている同じキックボクシング出身でWBA・WBC同級1位の那須川天心(27=帝拳)に関連する報道陣の質問が相次ぎ、困惑する一幕があった。
右肩のケガ明けで臨んだ5月の前戦では1ラウンド(R)KOの圧勝を見せた武居。現在の調子を「過去イチ」と、同門の世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥の言葉を借りて表現し、右肩の状態も「150%です」と不安がないことをアピールした。この日はシャドーとミット打ちを各1R披露。八重樫東トレーナーが持つミットが顔面をかすめて唇がわずかに切れるアクシデントがあったものの、しなやかに伸びるパンチを繰り出すなどキレのいい動きを見せた。
メディナについては「ガンガン前に出てくるパワーのある、フィジカルの強いタフな選手」と評し、「きつい試合になるとは思っているので、今から覚悟して、バチっと倒すつもりで挑みたい」と戦いをイメージ。対策は「秘密ですね」と当然のように明かさなかったが、「ここも落とせない試合なので、しっかりクリアして、自分の未来につなげたい」と意気込みを示した。
そして、次戦で世界王座に挑戦する見通しを公言した那須川の相手が誰になるかの興味を問われると「いや…、あんまり、いったん置いておきます」と困惑の表情。さらに、メディナが那須川のスパーリングパートナーを務めていたことを質問され「スパーリングと試合は違いますし、あまり気にせず、普通に倒して勝つだけ」と返答。その後も、報道陣から那須川に関する質問が相次ぎ、困ったときに口にする「押忍」を連呼していた。
那須川戦の期待が膨らんでいることの表れと言えるが、武居自身も言うようにメディナ戦をクリアするのは必須条件。まずは自らの拳で未来を切り開く。












