世界トップ10に返り咲きへ――。テニスの4大大会、全米オープン女子シングルス4回戦(1日=日本時間2日、ニューヨーク)で世界ランキング24位の大坂なおみ(27)は世界3位コリ・ガウフ(21=米国)を6―3、6―2で破り、5年ぶりの8強入りを決めた。大坂は長女シャイちゃんの出産から復帰後の4大大会で初の準々決勝進出。準決勝(2日=同3日)で同13位のカロリナ・ムホバ(28=チェコ)と対戦する。

 世界3位を相手に圧倒した。今大会、絶好調の大坂はこの日も序盤からパワーショットで主導権を握ると、相手のミスを誘発し、自身の武器を生かしたスタイルで第1セットを奪取。第2セットも危なげないプレーを披露し、スター選手をわずか64分で下した。

雄たけびをあげる大坂なおみ(ロイター)
雄たけびをあげる大坂なおみ(ロイター)

 大坂は「少し敏感なところがあって泣きたくないんだけど、とにかく、ここで楽しかったわ」と必死で涙をこらえると「世界で最も好きなコートに戻ってこられたことは私にとって大きな意味があるわ。そして勝ててうれしい。多くの困難を乗り越えてきた。チームに心から感謝したい」と語った。

 大坂にとって2021年に優勝した全豪オープン以来、4年ぶりのメジャー大会ベスト8進出となり、4大大会通算5勝目を見据える位置に勝ち上がった。専門メディア「tennishead」は「大坂の勝利はツアー全体に衝撃を与えるのは間違いないだろう」とした上で「大坂は優勝候補と考えなければならない」と報じた。

 専門メディア「tennis365」は「準々決勝進出でランキングのトップ20に復帰する。そしてニューヨークで3度目の優勝を飾ればトップ10に返り咲く可能性も高まるだろう」と伝えた。元世界ランキング1位が苦難を乗り越え、完全復活する時は近づいているようだ。