米WWEのPLE「クラッシュ・イン・パリ」(31日=日本時間1日、フランス)で行われた世界ヘビー級王座戦は、王者のセス・ロリンズ(39)が、驚きの助っ人を介入させて防衛に成功した。
8月2日のPLE「サマースラム」ではヒザの負傷で欠場しておきながら、MITBの権利を行使して新王者のCMパンクから同王座を奪取。ケガは真っ赤なウソで、遺恨のあるパンクをわずか5分で王座から追い落とし、ロウの頂点に立った。パリ決戦では前王者パンク、元王者ジェイ・ウーソ、人気者のLAナイトとフェイタル4WAY王座戦で激突した。
フェイタル4WAY戦では、挑戦者同士で決着してもベルトが移動する。ただでさえ王者には不利なルールだが、ロリンズ率いるユニット「ビジョン」のメンバーも不在。この日の第1試合でビジョンのブロンソン・リードはローマン・レインズにスピアーをくらって敗れたが、腹いせに仲間のブロン・ブレイカーとともにレインズを徹底的に暴行。このためビジョンの2人は、ロウのアダム・ピアースGMから退場処分を科せられた。代理人ポール・ヘイマンもレインズにギロチンチョークで絞め落とされ、病院送りになっていた。
ゴングが鳴ると、序盤から王者は3人から狙われまくるが、のらりくらりとかわしていき、決定打を許さない。4人入り乱れての激しい攻防になり、ナイトが場外戦で大暴れし、王者を実況席に載せてコーナー上段からダイビングエルボードロップを放つが、王者はこれをかわして自爆させた。ナイトをテーブル葬に処すと、ジェイのスピアーを変型ペディグリーで切り返す離れ業を見せた。
さらに場外でダウンしたジェイとナイトをストンプで追撃。リング上のパンクには首をパイプイスで固定した上で、ストンプを見舞うが、これは逃げられてパンクの必殺GTSを浴びてしまう。さらに担ぎ上げられ、カリスマが「Go to sleep!」と叫んだときだ。細身の黒覆面がリングに乱入。パンクの背後から、卑劣な急所打ちを放った。不意を突かれたパンクは、前のめりに崩れ落ちた。
黒覆面がマスクを脱ぐと、正体は…何とロリンズの実の妻で、女子インターコンチネンタル(IC)王者の〝ザ・マン〟ベッキー・リンチだ。パリの3万343人大観衆は一斉に驚きの声を上げた。笑みを浮かべたロリンズは、ストンプでパンクをイスに叩きつけて3カウントを奪取。〝最凶妻〟の手を借りてまんまとベルトを守り切った。
ロリンズはベッキーとともに高笑い。IC王者の妻とリング上で熱いキスもかわしてみせた。私生活のパートナーはビジョンに加わったようで、王者は確実に帝国を築き上げつつある。
この日の「WWEクラッシュ・イン・パリ2025」は「ABEMAプレミアム」にて生中継された。













