元〝環境少女〟でスウェーデンの気候変動活動家のグレタ・トゥンベリさん(22)が再びガザへ向かう。英メディア「スカイニュース」が30日、報じた。

 グレタさんは6月、パレスチナ自治区ガザに人道支援物資を届けるため、イタリアから国際NGO「自由船団連合」の船「マドレーン」号に乗ったものの、海上でイスラエル軍に拿捕され、国外追放され、スウェーデンに帰国した。しかし、31日に少量の援助物資を積んだ2回目の船出をするという。

 イスラエルは活動家グループを反ユダヤ主義的だと非難した。しかし、グレタさんはスカイニュースに対し「『人々を爆撃すべきではない』『占領下で暮らすべきではない』『誰であっても自由と尊厳を持って生きる権利がある』と言うことは反ユダヤ主義ではない」と語った。

 6月は12人での航海だったが、今回はさらに大規模な活動家集団とともに再び出航する。31日、数隻の船がスペイン・バルセロナから出航し、ガザ地区の海岸に援助物を届ける予定。44か国から数百人が参加する見通しだ。

 イスラエルは2007年にイスラム組織ハマスが沿岸の飛び地を制圧した後、ガザ地区を海上封鎖し、ガザ地区に到達しようとする数々の試みを阻止してきた。死者が出たこともあった。

 グレタさんは、今回の旅の危険性についての懸念を一蹴し、ガザで起きていることについて「世界が沈黙していることを心配している。私たちが持つ人間性を全て失ってしまったようだ。私が恐れている大量虐殺が展開されるのをソファに座って見ている大多数の人々の中に同情心は残っていないようなので、私は恐怖を感じる」と決意を述べた。

 一方、イスラエルはジェノサイドの主張を繰り返し否定しており、6月のマドレーン号を〝自撮りヨット〟と呼び、ハマスを支援するための宣伝活動だと一蹴していた。