米セレブタレントのキム・カーダシアン(44)が今週、トランプ大統領が進める不法移民に対する国外追放措置を批判し、米リベラルメディアが大きく報じている。

 カーダシアンは28日、イタリア・ベネチアで開催された女性支援活動に貢献した人たちに贈られるダイアン・フォン・ファステンバーグ(DVF)賞の授賞式に出席。過去の刑事司法問題への取り組みが評価され、リーダーシップ賞を受賞した。

 カーダシアンは2018年、非暴力の麻薬犯罪で終身刑に服役していた女性への刑務所内での不当な扱いに対し、当時1期目だったトランプ大統領に直訴した結果、女性は恩赦が与えられ、21年間の服役後に釈放された。一方、カーダシアンの支援活動が米刑事司法制度改革につながったことが評価された。

 米誌「ニューズウィーク」によると、今回の不法移民への強制執行措置に反対するカーダシアンの発言は、DVF賞受賞前の記者会見で飛び出した。

「ニュースからは、『これは犯罪者たちについての話で、(政府は)国を良くするためにしていることだ』と聞こえる。でも実際は、この国を築くために懸命に働いてきた人たち、そして国を支えてきた人たちの多くが影響を受けているという話を耳にする」と主張。

 その上で、「それは私が知っている人たちであり、私の友人が知っている人たちのことだ」と続けた。

 米国土安全保障省(DHS)の統計によると、トランプ氏が大統領に再就任して以来、米ICE(移民税関執行局)はすでに約20万人の不法移民を国外追放している。

 ジャクソン・ホワイトハウス報道官は米誌「ニューズウィーク」に対し、「ハリウッドのエリートセレブが何を言おうと、トランプ大統領は不法移民の犯罪者を国外追放し、米国を再び安全な国に戻すという国民への約束を果たしているだけだ」と語った。