国際協力機構(JICA)のホームタウン問題で29日、東京都内にあるJICA前でデモが行われた。
JICAは先日、「JICAアフリカ・ホームタウン・サミット」を開催し、山形県長井市がタンザニアの、新潟県三条市がガーナの、千葉県木更津市がナイジェリアの、愛媛県今治市がモザンビークのそれぞれホームタウンになると認定していた。
ところが、ナイジェリア政府が「(日本政府が)高い技術を持つ若者に特別なビザ制度を創設する」と説明したり、アフリカメディアで自治体がアフリカの国のものになるかのように報じられたりしたことで「アフリカから日本に移民が来るのか!?」とSNSを中心に炎上していた。
日本政府とJICA、ホームタウンに認定された自治体も移民を否定。ナイジェリア政府は発表を削除し、アフリカメディアも記事を修正した。それでも納得できない人たちが27日から3日間にわたってJICA前でシュプレヒコールを上げたのだ。
この日夕方から人々が集まりだし、100人以上がJICAに怒りをぶつけた。国旗が振られ、「移民反対」と書かれたプラカードがあれば「石破は辞めろ!!」というものもあった。参加者がマイクリレーして「ホームタウン計画を白紙撤回しろ」「日本人の安全守れ」と主張。さらには「JICA解体!」のコールが起きたほどだった。
デモ終了後、主催者の男性は「これをやったから明日からすぐ変わるっていうわけではないのは分かっているが、少なくともこれだけ国民が『やめてくれ』と怒っているという意思表示はした方がいいと思った。急ごしらえでやった」と狙いを話した。
今後、こうした抗議活動は増えていくかもしれないという。「反対運動のスタートというか、これから国民が抗議をいろんなところでする始まりになればいい」(同)
今回のデモではホームタウンのプロジェクトが白紙撤回されることを望む声が多かった。日本政府への不信感も強く、この騒動はまだまだ沈静化とはならなそうだ。










