パ首位のソフトバンクは29日のロッテ戦(ZOZOマリン)に3―1で競り勝った。

 先発した上沢直之投手(31)が6回4安打1失点の力投で、4年ぶりの2ケタ勝利となる10勝目。有原、モイネロ、大関とともに「10勝カルテット」が誕生した。打線はこの日一軍復帰した栗原陵矢内野手(29)が2回に先制の決勝打。3回には近藤健介外野手(32)が8号2ランを放ち、試合の主導権を握った。4回に上沢が無死満塁のピンチを背負うも最少失点で切り抜け、勝負あり。7回からは藤井―松本裕―杉山の危なげない継投で逃げ切った。

 この日は2位・日本ハムも勝ったためゲーム差「1」は変わらず。リーグ最下位のロッテを相手に取りこぼしは痛恨だけに、大事なカード初戦を制したことは大きかった。

 試合後、小久保裕紀監督(53)は好守で存在感を放った主力を称賛。その上で栗原の殊勲打が生まれる前のプレーに光を当てた。「(決勝打の栗原は)いい活躍だったけど、最初の(初回の)サードゴロを晃が捕ってくれたから。あれがエラーになっていたらタイムリーはなかった。難しいハーフバウンドだった」と一塁手・中村晃外野手(35)が何事もなかったようにさばいたワンプレーを激賞。「晃に感謝ですね」(小久保監督)。流れを引き寄せ、栗原を救うビッグプレーだった。