地元のリンクで躍動だ。フィギュアスケートの東京夏季大会2日目(24日、ダイドードリンコアイスアリーナ)、ジュニア女子のフリーが行われ、島田麻央(16=木下グループ)は145・15点をマーク。合計215・59点で優勝した。

 冒頭の4回転トーループは着氷がやや乱れたものの、2本目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をきっちり降りると、その後のジャンプも成功させた。貫禄の演技を披露した島田は「ミスを4回転だけに抑えられたのは良かった」と安堵の表情を浮かべた。

 約1か月半前に右足の裏を痛めたが、現在は復調の兆しが見えている。国際大会初戦となるジュニアグランプリ(GP)シリーズ第4戦タイ大会(9月9~13日)に向けて休養する選択肢もあった中、生まれ故郷・東京で開催される試合への出場を熱望。医師からもゴーサインをもらった上でリンクに立った。

 今大会の会場はかつての島田にとって慣れ親しんだリンク。最後に大会で滑ったのは、木下アカデミー(京都・宇治)移籍前の2019年全日本ノービス選手権Bクラスだったという。フィギュア関係者は「今後の試合に向けてという部分もあると思うが、やっぱり地元のリンクで滑りたいという思いがあったみたい」と明かした。

 23日のショートプログラム(SP)後には「着いた瞬間に『ここでいっぱい試合をやってたんだな』という感じになった」としみじみ語っていた島田。直近の目標に掲げるジュニアGPファイナル(12月、愛知・名古屋)出場へ「SPの取りこぼしや4回転、トリプルアクセルの精度を上げて、タイではもっと良い演技ができるようにしたい」と高みを見据えた。