SOMPO WEリーグ第3節、日テレ東京Vが三菱重工浦和戦(24日、東京・味の素フィールド西が丘)に0―1で競り負けた。

 浦和で昨季途中まで指揮官を務めた楠瀬直木監督と、中心選手のMF塩越柚歩、MF猶本光が今季から東京Vに加入。この日の一戦は〝因縁対決〟としても注目を集めた。

 前半4分、浦和のFW丹野凜々香が先制点。東京Vは同18分に塩越がミドルシュートを放つも、得点にはつながらない。後半は押し込む展開が続いたが、相手の粘り強い守備に最後まで苦しめられた。

 試合後、塩越は「すごく特別な試合だったと思っていて絶対に勝ちたかった。やはり(自分が相手に)警戒されているのも分かったし、相手の熱量も大きくて自分たちらしいサッカーができなかった。すごく悔しかった」と涙ながらに語った。

 チームを勝利に導くことができず「自分がもう一回り大きくなって、チームを助けられる存在にならなければならないと感じた」と主力としての責任感をにじませた。 

 この日の試合では、古巣の浦和サポーターからブーイングの洗礼を初めて受けた。「長年聞いていたなじみのある声で、プレッシャーというよりは逆に自分のパワーになった。愛のある声だと思うのでありがたいです」と前向きに受け止めた。

 試合後には浦和ファンのもとへ楠瀬監督と猶本と駆け寄り、深々と頭を下げて感謝を表した。