F1レッドブルの角田裕毅(25)を巡って、米スポーツ専門放送局「ESPN」が報じた内容が海外で波紋を広げている。

 角田は4月の日本グランプリ(GP)を前に、レーシングブルズから親チームのレッドブルへ緊急昇格。日本人レーサーとして初めてトップチームに所属することになった。しかし、その後は低迷が続いて去就問題に発展している。

 去就のターニングポイントとなる夏休みを迎えて、ESPNは角田の今後を特集。その中で「レッドブルとホンダのパートナーシップが間もなく終了する(ホンダは角田を昇格させる契約の一環として、チームにエンジン供給の割引を提供していた)ため、この日本人ドライバーが2025年以降もチームに残る可能性は低かった。クリスチャン・ホーナー氏がチームを率いなくなった今、その見通しはますます難しくなっている」などと報じた。

 ここで注目されたのが、角田の昇格と〝引き換え〟に、エンジン価格の割引が行われていたという点だ。海外では〝巨額マネーによって強豪のシートを手に入れた〟として、物議を醸している。

 欧米のスポーツを扱う国際メディア「スポーツキーダ」は「レッドブルの角田裕毅がペイドライバーではないかという臆測がソーシャルメディア上で浮上し、ファンは反応を示した。ホンダがレッドブル・レーシングに、日本人ドライバーの契約料を値引きしたのではないかという臆測も飛び交った。報道によると、ホンダは角田にフルタイムのレース契約を与えるという条件で、レッドブル・レーシングにエンジン価格を割引したという」と指摘。そして、この件に関する海外ファンの反応を伝えた。

 同メディアによると、ファンからは「日本のランス・ストロール」「もちろん、角田裕毅は、ランス・ストロールのもっとまずく耐えがたいバージョンだ」「前から言ってたけど、ホンダが彼をスポンサーしてるんだ。リアム・ローソンをだまして、ホンダからもっと金を巻き上げようってのはどうだろう」などと指摘する声が出ている。

 ストロールは、父であるローレンス氏の威光を笠に着てシートが〝永久保証〟されているとウワサされており、たびたび横柄な態度が〝ドラ息子〟とやゆされる。レッドブルのシート獲得を巡って、海外では角田が〝日本版ストロール〟と話題になっているのだ。

 もちろん、F1の世界ではスポンサーマネーも実力のうちというのは周知の事実。こうした雑音を気にせず、再開初戦のオランダGP(決勝31日)では快走を期待したいところだ。