自民党の鈴木宗男参院議員が5日、国会内で開かれた参院選の敗因を分析するために立ち上げた総括委員会に出席。石破首相の続投を支持する一方、裏金問題に関連した議員へ〝けじめ〟を求めた。

 同委員会は今月までに7月に行われた参院選の敗因について都道府県や有識者などへのヒアリングを行い、報告書を取りまとめる。

 前日4日は森山裕幹事長ら総括委員会メンバーが、選挙区と比例で落選した約20人の前同党議員たちから聴取。その際、党執行部が選挙戦で分かりやすい政策を掲げられなかったことへの不満や、SNS対策の強化を求める意見が相次いだという。

 この日は参院選に当選した現職の国会議員30人たちからヒアリングを行った。出席者たちからは党の政策が有権者に届かず、議席を伸ばした国民民主党や参政党などと比較してSNSでの情報発信が弱かったという意見が出されたという。

 石破茂首相への進退に関する意見も出たが、次の選挙に向けて〝政治とカネ〟の問題への対応を求める声があったという。

 終了後、宗男氏は取材に対して「(参院選で)政策の発信は弱かった。SNSやユーチューブでの発信が参政党と比べると著しく下がっていたと。候補者の反省の弁を含めてね。あとは(昨年に惨敗した)衆院選の流れ受けて参院選もそうだったという意見が出ました」と振り返った。

 同委員会で宗男氏は自身の意見として「私は一にも二にも裏金。不記載議員の責任は重いということは強く言った。裏金の問題にけじめをつけない限りは(自民党の)再生はなく、過去にさかのぼってきちんとやる。挙党体制で一致結束することが一番大事だという話をしてきました」と語った。

 今月8日の両院議員総会に向けて続投に意欲を示す石破首相に対し、宗男氏は「自民党は石破さんで頑張るしかない。まず、日米関税問題にけりをつける。そしてウクライナの停戦。石破さんはアメリカに行ってきちっと(トランプ大統領と)組んで、(ロシアとウクライナの)停戦に持っていく。これがね、石破さんの大事な仕事だと言いました」とエールを送った。