第107回全国高校野球選手権大会(5日から18日間=甲子園)の組み合わせ抽選会が3日に大阪市内で行われ、初戦のカードが決定した。春夏連覇を狙う横浜(神奈川)、夏連覇に燃える京都国際ら強豪校をはじめ、聖地帰還を果たした古豪、初出場5校を含む49代表が熱戦を繰り広げる。深紅の優勝旗を手にするのはどこか。優勝の行方を占った。
本命は投打にトップレベルのセンバツ王者の横浜だ。織田翔希(2年)、奥村頼人(3年)の左右の二枚看板に加え、山脇悠陽(3年)、前田一葵(3年)、片山大輔(3年)らの成長で継投策も抜かりなし。打線は県大会で打率4割8分1厘の主砲・阿部葉太(3年)、奥村頼の長打で3戦連続のミラクル逆転劇を演じ、無類の勝負強さを発揮した。松坂大輔を擁した1998年以来となる春夏連覇を目指し、新たな横浜〝黄金時代〟を築く覚悟だ。
対抗は最速158キロの〝世代ナンバーワン投手〟石垣元気(3年)、下重賢慎(3年)、ケガから復帰した昨春〝V投手〟の佐藤龍月(3年)を擁する健大高崎(群馬)だ。今春はトミー・ジョン手術明けの佐藤を欠き、石垣も左脇腹痛に苦しんで4強止まり。県大会は6投手で5試合をわずか3失点に抑える投手力を発揮した。佐藤が先発で本来の投球ができれば横浜へのリベンジは十分可能だ。
2強に続くのは東北勢なら仙台育英(宮城)。県大会5試合で3失点、31得点と投打にバランスよく、プロ注目の147キロ左腕・吉川陽大(3年)が抜群の安定感を誇る。〝言葉の魔術師〟須江監督は「Tシャツとジーパンで甲子園に行くくらいの自然体でいく」と一戦必勝を誓い、3年ぶりの頂点を目指す。
近畿勢では京都国際が夏連覇に虎視眈々。昨秋から伸び悩んだ時期もあったが、エース左腕の西村一毅(3年)が最速146キロの直球を武器に緩急をつけた投球術を身につけ、府大会では4試合に先発し、計34イニングで45三振と圧巻投球を見せた。昨夏のVメンバーも多く残り、歓喜の再現を狙う。
九州勢では神村学園(鹿児島)が勢いに乗る。2年連続の夏4強で県内の公式戦は45連勝と無敵を誇り、今岡拓夢(3年)、結城柊哉(3年)、入来田華月(3年)の〝4割トリオ〟を擁して大会屈指の強打線を形成している。
他にも山梨学院、市船橋(千葉)も切れ目のない打線を誇る。好投手なら沖縄尚学の2年生エース・末吉良丞が150キロの剛球と高速スライダーを武器に、県大会4試合で29イニングを40奪三振の快投を演じた。好投手がひしめく中、怪物左腕として注目を集めるはずだ。












