ドジャースからトレード期限ギリギリの7月31日(日本時間8月1日)にレッドソックスへの移籍が決まったダスティン・メイ投手(27)が2日(同3日)、複雑な胸中を明かしている。

 2016年のドラフト3巡目(全体101位)でドジャースから指名され、19年8月にメジャーデビュー。21年以降は先発だけでプレーしてきた一方、同年に右ヒジへトミー・ジョン手術を受けるなど度重なる故障に泣かされてきた。今季も19試合に登板したが、6勝7敗、防御率4・85と不安定な投球を繰り返し、7月21日(同22日)のツインズ戦ではリハビリ登板で先発した大谷の後を受け、5シーズンぶりとなるリリーフ登板も経験した。

 今回の移籍でメイは初めてドジャース以外の球団でプレーすることに。レッドソックスの地元ボストンのメディア「マスライブ」に「(ドジャース側との)コミュニケーションは素晴らしかった。双方が合えばうまくいくものだと。彼らは何かを押しつけようとしたわけではなかったと思いますが、双方でうまくいった。だから、ここにいることが楽しみ」と思いを明かした。

 ドジャースのゴメスGMは「敬意を払った話し合いをした」としつつ、メイがあくまでも「先発」にこだわったと明かしていた。だが、レジェンド左腕のカーショーは健在、左肩の故障で離脱していたサイ・ヤング賞左腕のスネルも戦列復帰。大谷も先発投手としてイニングを徐々に伸ばし、メイをリリーフに本格転向させる計画も進められていた。

 メイ自身もドジャースでは先発としての立場を失いつつあったことを感じていたようで「ある意味で追い出されたようなものだった」とポロリ。ただ、それは自分が招いたことも理解しており「まさにジェットコースターのような1年だった。いい試合もいくつかあったし、本当に悪い試合もあった。その他は中途半端な感じ」と振り返り「ここ1か月くらいは明らかに調子が上がってきたと感じがする。ようやく自分のリズムをつかめてきたような気がする。この調子を長く続けられるように」と力を込めた。

 それでも、レッドソックスには先発強化を図るピース、戦力として求められた。「感情の起伏が激しい道のりだった。キャリアの全てを過ごした場所を離れることは確かに悲しかったけど、この組織に加われること、そしてプレーオフ進出を期待できることに本当に、本当に興奮しているよ」(メイ)。レッドソックスではどんな野球人生を歩むのか――。