中国・陝西省で女性が、客のいない老夫婦から漢方薬の材料としてセミの抜け殻を言い値より高額で買うも、後で調べたら、砂利で〝かさ増し〟されていた。中国メディア・大象新聞が先日、報じた。
匿名女性は、セミの抜け殻を売っていた老夫婦を見掛けた。中国では、セミの抜け殻は、漢方薬の一種で、風熱を消し、発疹を鎮め、喉の痛みを和らげ、白内障を治し、視力を改善し、風を鎮め、けいれんを止めるなどの効能があるとされる。
客もいない老夫婦を見るとかわいそうに思い、応援するために買って思ったという。セミの抜け殻を買うために、さらに高い値段を払うこともいとわなかった。
もともとは1斤(500グラム)325元(約6723円)だったのに、女性は1斤330元(約6827円)を提示した。結局、相手から2191元相当のセミの抜け殻を買い取った。重さは約7斤だった。
しかし、代金を支払った後、袋の中のセミの抜け殻をよく見てみると、本物は表層だけで、残りの8割近くは偽物だった。セミの抜け殻の腹には、重量を増やすために砂利が詰められていたのだ。セミの抜け殻の中には3~4個の砂利が詰まっているものもあった。警察に通報したが、「相手が高齢者だった」という理由で、事件は取り下げられた。
女性は「この事件から得た最大の教訓は、高齢者の中には全く同情に値しない人もいるということだ」と語った。
しかし、中国のSNS微博のユーザーからは「尊敬は人格で決まるのであって、年齢ではない」「石やセミの抜け殻の重さに気づかないなんてあり得るのか」「なぜお金を支払う前に確認しないのか」など、疑問の声が上がっている。











