ドジャース・大谷翔平(31)への〝毒舌祝福〟が波紋を広げている。16日(日本時間17日)にロサンゼルスのドルビーシアターで行われた米スポーツ専門局「ESPN」主催の年間表彰「ESPY賞」で「ベストMLB選手」に5年連続で選出。その一方で、大谷の記念すべき受賞をトラッシュ・トークで祝った男が波紋を呼んでいる。司会を務めた人気コメディアンのシェーン・ギリス氏(37)だ。

 ステージ上に立った同氏は、冒頭のオープニングモノローグで各界の著名人たちを次々とターゲットにし、時に笑わせたり、逆にブーイングを浴びたりしながらも毒気たっぷりの進行役を務めた。中でも目を引いたのは、ドジャースのスーパースター・大谷に向けた舌鋒だった。

「ショウヘイは一世代に一度の才能だ。投手、打者、そして……ブックメーカーとしても。彼が達成したことを成し遂げた人間は他に誰もない」

 このスピーチは言うまでもなく、大谷の元通訳・水原一平受刑者(37)による巨額賭博横領事件を皮肉りつつジョークとして絡めたもので、米メディア「トークスポット」や米紙「ニューヨーク・ポスト」も「驚くような発言」と報じている。ESPY授賞式の晴れ舞台におけるスーパースターへの〝いじり〟は、賛否両論を巻き起こしているようだ。

 ギリス氏は大谷以外にも、WNBAのケイトリン・クラーク(23=インディアナ・フィーバー)、NFLのアーロン・ロジャース(41=ピッツバーグ・スティーラーズ)、さらにスポーツ界のみならず米国のトランプ大統領らも標的に次々と毒舌を浴びせた。ただ「ニューヨーク・ポスト」紙のように「大谷に関しては『トラッシュトークに見せかけた祝福』という〝愛ある毒〟だったようにも思えた」と捉える向きもあるようだ。

 いずれにせよ今年のESPY賞選出は、大谷がMLBのスーパースターとして確固たる地位を築き上げていることを全米に印象付ける結果となった。5年連続受賞という偉業に加え、人気コメディアンのトラッシュ・トークすら笑いに変える存在感――。やはり大谷は米スポーツ界の「顔」だ。