参院選(20日投開票)も終盤を迎え、報道各社の情勢調査では与党の苦戦が報じられている。今回、与党で過半数割れに陥ると衆参両院で野党が多数を占めることになり、与党である自民党と公明党が過半数を維持する50議席を確保できるかが最大の焦点だ。

 元衆院議員の宮崎謙介氏は「かなり厳しめにみていて自公で43前後」と過半数割れを予想。これまでの自公政権に対する不満に加え、選挙期間中に米トランプ大統領が日本政府に対して一律25%の関税を課すことを通告。また、自民党の鶴保庸介参院議員の「運のいいことに能登で地震があった」発言といった〝自滅〟もあった。

 石破政権は参院選期間中の関税交渉は避けるよう要請したとの情報もあるが宮崎氏は「交渉する前から弱みを見せているので交渉じゃない。そのうえでこういう対応を取られるのは信頼関係がないということ。石破政権は見限られている」とあきれる。鶴保氏の失言についても「国民に寄り添えていない印象を与えてしまった」と苦言を呈した。

 自民党の凋落ぶりについては「長年の与党としての経験はあるんだけど石破さんにビジョンがない。党としてのビジョンを示せずにブレまくってしまった。一番リーダーになってはいけない人が、リーダーになってしまった」とバッサリ。

 一方で急速に支持を伸ばしているのが「日本人ファースト」を掲げる参政党だ。宮崎氏は「無党派が自民党に入らず、参政党に流れているのが大きいと思う」と分析する。参政党の躍進について「うまいこと自民党のアキレス腱をついてきた感じ。外国人問題なんかも本来は保守が対応しなきゃいけない。日本人ファーストを掲げて、保守層を囲っていこうという戦略が成功している」と指摘した。

 昨年の衆院選で国民民主党が「103万円の壁の見直し」を訴え、躍進。宮崎氏は「国民生活が厳しい中で不満が一気に爆発して国民民主に流れた。今回は日本人ファーストというワードが刺さった。国民民主の103万円の壁よりもインパクトはデカいと思います」と16~18議席を獲得すると予想。

 参院選の注目度の高さをうかがわせるように期日前投票が増加。宮崎氏は「今回、投票日が3連休の真ん中。それに対して選挙に行きたいという気持ちが高まっている。国民の不満の表れですよ」と述べた。

 国民の募りに募った不満と怒りはどんな判断を下すのだろうか。