チャンピオンベルトは色にこだわる?
ボクシング3大世界世界戦(9月14日、愛知・IGアリーナ)の開催発表会見が10日、都内で開かれ、WBO世界バンタム級王者の武居由樹(28=大橋)が同級1位クリスチャン・メディナ(25=メキシコ)と3度目の防衛戦を行うことが発表された。武居はV3に自信を示し、「緑色のベルトが欲しい」と、現在は中谷潤人(M・T)が保持するWBC同級王座獲得に色気を見せ、所属ジムの大橋秀行会長が困惑する一幕があった。
武居は今回、指名試合になる。前IBF同級王者・西田凌佑(六島)と同王座を争って敗れたものの判定にもつれる健闘を見せたメディナを「メキシカンスタイルでガンガン前に出てきて、手数が多いパンチのある選手。危険な相手」と評し、「だからこそ、激しい打ち合いの、なぐり合いができる試合になるんじゃないかと思っている」と胸を躍らせた。
メディナは武居と対戦が期待されているWBC同級1位・那須川天心(帝拳)のスパーリングパートナーもたびたび務めており、天心も高く評価している。それを知らされた武居は「そういうのを聞けて、警戒心も持てるのでよかった。天心選手と自分はスタイルが真逆に近いので、また違う展開になるんじゃないかと」とプラスに受け止めた。
そして、この試合を突破した後について問われると、「もう1本、緑色のベルトが欲しいと思っているので、この試合をバチっとクリアしたい」と希望した。〝緑色のベルト〟を持つ中谷は、近い将来に王座を返上してスーパーバンタム級に転向すると予想されている。
武居の希望を聞いた大橋会長は、会見後の囲み取材で「どういう意味なの?」と報道陣に逆質問。困惑気味に「決定戦で、天心でいいんだよね?」と、中谷の王座返上後に武居と天心が対戦する流れを確認していた。だが、武居はその真意について「チャンピオンベルトといえば自分の中では緑色だなと思っていたので。あまり深堀りしないでください。ただの憧れです」と苦笑しながら説明した。
また、名古屋での試合はボクシング転向後初。K―1時代には大阪と名古屋で公式戦を行って、ともに判定勝利に終わっている。「地方での試合はあまりいい結果を残せていないんですよ」と振り返るが「自分の中では何が悪いのか分かっている。地方での試合は若干旅行みたいな気分になっていた。今回はそういうのも踏まえて気を付けようと思う。終わったらこれ食べたいとかじゃなくて、試合に集中」と経験を生かすつもりだ。
その一方で「個人的には名古屋は好きなので楽しみ。ひつまぶしが…」と矛盾する発言も。名古屋メシの誘惑を断ち切って、緑のベルトに近づくことはできるか。












