安倍晋三元首相(享年67)が銃撃され死亡した事件から8日で3年となった。殺人などの罪で起訴された山上徹也被告の裁判は、今年10月に始まる。事件現場の奈良・近鉄大和西大寺駅前では6日から献花台が設けられ、花束を手にした人たちが集まり、事件が発生した午前11時31分には、黙とうが行われた。
1年目の献花台では模造銃を持った不審者が現れ、2年目にはヘルメット姿の不審者と警察官との小競り合いが発生していたこともあり、今年も献花台周辺には4メートルおきに警官が配置され、献花に訪れた人に対し、入念な手荷物検査が行われた。
11時過ぎにNHK党の街宣車が到着すると警察官が倍増し、会場は物々しさを増した。
12時になるとNHK党の立花孝志代表が到着し、安倍元首相の銃撃現場に向かい黙とうをささげ、故人との思い出を語り、哀悼の意を表していた。
熱中症と思われる男性スタッフが救急車で搬送されるハプニングも発生したが、その日のうちに現場復帰し、献花台の運営に尽力していた。
その後も人々の列は絶えなかった一方、石破茂首相は、奈良市の霊園に建てられた慰霊碑を訪れ、花を手向けて手を合わせていたというが、献花台には姿をみせなかった。
献花に訪れていた60代男性は「石破首相、奈良に来てるのに献花台には顔を見せなかった。物言わぬ霊に献花せずってことか」といぶかしんだ。
前奈良県町村議会議長会会長の新澤良文氏は「献花台やって、初めて何のトラブルもなかった。(スタッフが)救急車に運ばれましたが、大丈夫。戻ってまいりました。(来られた方たちに)静かに献花してもらうってことを達成できた」と言い、晴れやかな笑顔を見せていた。
献花台は6日から8日午後5時まで設置、運営は、のべ31人のスタッフが支えた。ちなみに3日間(6日、211人、7日230人、8日1238人)の訪れた人の合計は1679人。献花された花は奈良市が引き取り、土にかえるという。












