元TBS記者でジャーナリストの武田一顕氏が30日、MBSテレビ「よんチャンTV」に出演。安倍晋三元首相の妻・昭恵さんがロシアのプーチン大統領と面会したニュースにコメントした。
報道によると、プーチン大統領と昭恵さんは29日、モスクワで面会。プーチン大統領は安倍元首相について、「素晴らしい政治家だった。本当に多くのことを一緒に成し遂げた」と振り返り、改めて哀悼の意を表したという。
武田氏は「私取材したら、昭恵さんは今回の訪問について『呼ばれたわけじゃない』と言ってるんですね」と証言。「どういうことかと言うと、間に立つ政治家がいて、『行ってみませんか?』と昭恵さんを誘って、形式的にはロシアが招待したということになってるんだけども、実態としては昭恵さんが手を上げてモスクワに行ったというふうに私は聞いてます」と電撃訪問の裏側を語った。
その目的については不明だとしたが、「私が聞いた人が言ってるのは、安倍晋三さんが親しかったいろんな地域に昭恵さんは行ってますから、プーチンさんとも何十回と会ってるから、それで行ったんじゃないかと。ただ『プーチンに利用された』と言われても、これは反論できないんじゃないか」と指摘した。
プーチン氏側の思惑については「何よりも、日本国内の世論の分断というのがありますよね。プーチンはウクライナに侵攻した『〝けしからん〟トップだ』というのもあるけども、『隣国なんだから仲良くしなきゃいけない』というのもある。そういう意見を勢いづかせるためには、昭恵さんをすごく大切にしてるというのを見せる必要がプーチンにはあった」と分析。
昭恵さんはトランプ氏とも大統領就任前に面会しており、それが石破茂首相との会談の「呼び水」になったという評価もあるが、武田氏は「今回のロシア訪問は、安倍晋三元総理は2022年2月にウクライナ侵攻があって、その7月に亡くなったが、それまでの間は自分が総理大臣時代にプーチンと仲良くしたことについては『あれはマズかった』と言っている。つまり、後悔していた。そういう事を考えると、今回、ウクライナ国民の血にまみれたプーチンの手を握るっていうのは、安倍総理の意思に背くような行動というふうに私は見てる」と米国訪問とは意味合いが違うと語った。
かたや、石破政権の見方については「頭痛いですよね。日本国内で同じ自民党の昔の総理大臣の奥さんが、『仲良くしてる』と思われると、まずヨーロッパから反発がある。トランプさんも今ちょっとプーチン大統領にイライラしてますよね。そんな中で日本だけが突出していってると思われると、関税の問題もあるから、『わざわざ頭の痛い問題を抱えた』というのが石破政権の本音ですね」と解説していた。












