浜松市のガールズバーの店長と従業員女性2人が6日午前1時ごろ、客に刃物で刺され死亡する痛ましい事件が起きた。

 死亡したのは店長の竹内朋香さん(27)と、従業員の伊藤凜さん(26)で、背中を中心に複数回刺された。殺人未遂容疑で現行犯逮捕された無職の山下市郎容疑者(41)は店の常連で、刺したことを認めているという。容疑を殺人に切り替え、詳しく調べる。

 容疑者は、刃の部分が湾曲している刃渡り約20センチのククリナイフのような刃物2本を両手に持ち、店を訪問し、入店してすぐに2人を刺したという。

 ククリは、英語圏ではグルカナイフとも呼ばれている。ネパールの伝統的な実用ナイフであり、戦闘用ナイフ。ネパールの兵士階級であるグルカ族との結びつきが強い。「く」の字型に湾曲し、刃先の方が太くなっており、一撃が重くなるという。

 元警察関係者は「ククリを使うということは、強い殺意があるということです。従業員は好意を寄せられている40代の常連客がいると漏らしていたそうです。容疑者は恐喝事件を起こしたことがあると吹聴するようなトラブルメーカーだったと報じられています。店に押し入ったということは、カネが尽きるか、出禁になるか、容疑者が独りで勝手に〝絶望〟するきっかけがあったのかもしれません」と指摘する。

 いったい何があったのか。