卓球女子で世界ランキング1位の孫穎莎(中国)が、同国紙「人民日報」に〝五輪への憧れ〟を抱いたきっかけを明かした。
2021年東京五輪は団体で金メダル、シングルスで銀メダルを獲得。24年パリ五輪では混合ダブルス&団体で金メダルに輝き、シングルスでも銀メダルに手にするなど、大舞台で数々の実績を残してきた。
そんな孫穎莎は同紙にコラム記事を投稿。「2008年、私はテレビで北京五輪を観戦した。張怡寧と王楠の白熱した試合に胸を躍らせた。表彰式で国旗が掲げられる光景に民族的誇りが燃え上がった。当時は卓球を始めてまだ3年にも満たなかったが、五輪の種は既に私の心に根付いていた」と幼少期を振り返った。
その後は卓球漬けの日々を過ごしたという。「ボールを手に取るたびに、もっとボールを打てるようにと考えていた。腕が上がらないほど疲れている時でも、小さな白いボールを見ると、ついラケットを振っていた。地方チームに入ってからは、自分に厳しくなった。練習にはいつも他の人より1時間早く起き、練習後も居残り練習をした。国の名誉のために戦うと決意した以上、手を抜くわけにはいかないと分かっていた」と神妙に語った。
努力の成果が形になる保証はないが「五輪の歴史には、夢に向かって努力を続ける限り、誰もが自分自身のチャンピオンになれるという物語が数多く残されている。努力は夢を持つ者を失望させない。五輪で初の金メダルを獲得して、表彰台の頂点に立ち、国歌を聞いた時、人は自身の夢と祖国の名誉を結びつけてこそ、不滅の力を持つことができるのだと深く実感した」と覚悟を決めてコートに立っていたのだ。
そんな孫穎莎は5月の世界選手権個人戦でシングルス&混合ダブルスを制した。今後も日本勢にとって大きな壁になることは間違いなさそうだ。












