柔道男子60キロ級の永山竜樹(SBC湘南美容クリニック)が〝リベンジ〟に向けて最高のスタートを切った。

 28歳で挑んだ2024年パリ五輪は準々決勝で不可解な判定に泣き銅メダル。2028年ロサンゼルス五輪は32歳で目指すことになるが「挑戦する気持ち」と覚悟を決めた。「年齢も重ねてきて、体のキレだったりはもしかしたら衰えてくるかもしれないが、達人柔道を目指してやっていきたい」と新たな境地に降り立とうとしている。

 6度目の出場となった世界選手権初日(13日、ハンガリー・ブダペスト)は2回戦から登場。序盤に技ありでポイントを奪われる嫌な展開だったものの、相手から3つの反則を引き出して勝利すると、その後も白星を重ねる。ロマン・バラディエピカール(フランス)との決勝は一本勝ちを収めた。

 過去5度の出場では銅メダルが最高だった。悲願の初タイトルを手にした永山だが、あくまで「自分がどうしていけばロサンゼルス五輪で金メダル取れるか」と試行錯誤中の段階。パリ五輪の悔しさをバネに、一歩ずつ階段を駆け上がっているようだ。