ストロングスタイルプロレス12日の後楽園ホール大会で、4月21日に死去した昭和プロレスの重鎮で〝過激な仕掛け人〟と呼ばれた新間寿さん(享年90)の追悼セレモニーが行われた。

 この日の大会は新間さんの追悼大会として行われた。第4試合後にセレモニーが行われ、まずは初代タイガーマスク・佐山聡が登場。藤波辰爾、船木誠勝、ジャガー横田ら大会出場選手のほか、ゲストとして藤原喜明、前田日明氏、北沢幹之、中嶋勝彦も参加した。またスタン・ハンセンもVTRで追悼メッセージを寄せた。

 パーキンソン病と闘いながらも自身の足でリングに上がった初代虎は「私たちは昭和のプロレスの父を失いました。新間さんとの約束通り、私は新間さんと2人で(リングに)立つつもりです」と恩人への思いを告白。さらに新間さんの通夜でかつて確執のあった前田氏と再会した際に「佐山さん治りますよ」と声をかけられたエピソードを明かし「前田君が声をかけてくれて、今日ここに歩けるようになって帰って来ました。このままいけば1年後には再デビューできそうです。新間さんが僕らの姿を見て一番喜んでくれます」と会場を沸かせた。

 さらに初代虎は「前田君と1時間くらい電話したんですけど、新しいプロレスラーを育てようということになりました。ニューヨーク(WWE)に負けないような選手に育てたいと思います。敏しょう性があって、力があって、藤原さんのように強そうで怖そうで酔っ払いそうな選手に育てていきます。このセレモニーから新しいプロレスが始まります。みなさんよろしくお願いします」と〝格闘王〟との新プロジェクト案を披露。プロレス界に多大な貢献を果たした新間さんの思いを受け継ぐことを誓っていた。