柔道男子100キロ級で2021年東京五輪金メダルのウルフ・アロン(29=パーク24)が10日、都内で引退会見を行い「たくさんの方に応援していただき、柔道人生を全うできた」と感謝を口にした。
17年世界選手権100キロ級で金メダルを獲得すると、19年には無差別級で争われる全日本選手権でも優勝。21年東京五輪では100キロ級で00年シドニー五輪の井上康生氏以来となる金メダルを奪取し、史上8人目となる「柔道3冠」に輝いた。
24年パリ五輪は「その後の五輪を目指す気は1ミリもない」と退路を断って出陣。100キロ級ではメダルを逃すも、団体戦で2大会連続の銀メダルを勝ち取った。
パリ五輪後には全日本実業団対抗大会(7~8日、北海道・北海きたえーる)をもって現役を退くと公表。8日の試合では男子1部2位に貢献して、個人では3連勝を飾るなど、最後の舞台で五輪金メダリストの意地を見せた。
この日の引退会見では「引退を決めたのはパリ五輪の代表が確定になった時期。4年後を考えずにパリで終わりと考えていた。精いっぱいの準備をしたので後悔していない」と晴れやかな表情。
今後については「これから先も柔道をやってきたことを胸に、メディア出演や柔道教室など、柔道に関わることをやっていきたい」。詳細については改めて説明するという。
ただし「自分自身はまだ表に立ちたい」と現段階での指導者就任については否定した。












