日本ハム・新庄剛志監督(53)が〝本気モード〟だ。交流戦の2カードを終えた9日時点で2勝4敗と黒星が先行。まだ序盤とあって巻き返すチャンスは十分あるが、指揮官からダイレクトメッセージ(DM)で深夜に送られる「個別指導」が熱を帯び始めているという。
負けられない思いの表れか。新庄監督といえば奇抜なパフォーマンスだけでなく、研究熱心であることでも有名だ。時間さえあれば試合の前後を問わず、相手投手の攻め方、自軍選手の打撃フォームなどを細かくチェック。ナインにも時折、SNSを通じて助言を送ってきた。
その一端を明かしたのが7日の試合後だった。五十幡にDMでフリーマン(ドジャース)や柳町(ソフトバンク)、近本(阪神)ら好打者の打撃に関する映像を送っていたことを告白。「僕が彼(五十幡)に伝えている打撃フォームとはちょっと違うんですけど。まあ、でも結果が出てますからね。たぶん(五十幡に)一番映像を送っているんじゃないかな」と漏らしていた。
だが、この〝遠隔指導〟は五十幡に限ったものではなかった。しかも交流戦前から頻度が上がりつつあるというのだ。ナインの一人に聞くと「僕ももらいました。本当にありがたいです」と感謝しながら、指揮官のDM事情についてこう打ち明けた。
「僕の場合だと夜の11時から0時過ぎにDMが送られてくることが多いのですが、打つポイントやタイミングの取り方などを細かく指摘してくれます。監督は寝る時間を惜しんで映像をチェックしてくれているはずなので。やっぱりうれしいですよ。でも、他選手にも送っているようなので。となると、その数は膨大なはず。監督、寝てるんですかね。体調面が心配になるぐらいです」
DM指導が増加傾向にある背景には、昨年の交流戦で残された悔しさが見え隠れする。昨季は交流戦前まで好調だったが、直後から失速。貯金は「7」から「4」に減り、リーグ戦再開後の7月上旬には「借金3」まで急降下した。そうした苦い経験もあるだけに、深夜のDM指導に力が入るのも無理はない。
チームは2カード連続の負け越しで、自ら掲げた交流戦の目標「11勝7敗」に黄信号が点灯し始めている。それでも「いろいろありますよ。1年間やっていたら」と気丈に振る舞っていたが…。寝る間も惜しんで対策に明け暮れる新庄監督の思いに応えられるか。












