〝アクシデント〟とどう向き合う? ノアは26日に新宿大会を開催し、メインで清宮海斗(28)が鈴木みのる(56)とタッグ戦で激突。激しくやりあって412人の観客を熱狂させた。
一方、その舞台裏では新たな措置が取られていた。会場内の選手入場ゲート横に、新宿大会では初めてプラスチック製のフェンスを設置。さらに実際に選手たちが入場する際にはその傍らで〝万が一〟に備えたセコンドが、周囲を警戒して待機していたのだ。
これは、24日の横浜ラジアントホール大会で発生したハプニングを受けての対応だ。問題が発生したのは、第4試合の6人タッグ戦でKENTAが入場した際だった。突如、1人の観客がKENTAに歩み寄り、口に含んだウーロン茶と見られる液体を吹きかけたのだ。その様子はSNSでも拡散される事態になり、物議を醸した。
この〝暴挙〟に出た観客に対してはスタッフと選手が即対応したため、幸いにも大事には至らず。その後、当該の人物にはしかるべき対応が取られる結果となった。
この事態を受けて、ノアを統括するサイバーファイトの武田有弘取締役は「今後はより一層、ファンの皆さまが安心して観戦できるように、体制を強化していかなければいけないと思います」と硬い表情で話した。
とはいえ、予防のための対応をこれ以上取るにも、限界があるのが現実。プロレスはこの日や24日の横浜大会のように、選手と観客の距離が非常に近い小規模会場での興行も魅力の一つだからだ。それでも同様の事態が続くなどして「より強固な安全対策」を取らざるを得なくなった場合、極論を言えば「小規模会場で試合を行わない」という最悪の選択肢が浮上することになる。
そんな状況に至らないためにも、同様のアクシデントが続かないことを祈るばかりだ。












