石破茂首相は21日、〝コメ失言〟で辞任した江藤拓前農水相の後任として自民党前選対対策委員長の小泉進次郎氏を起用した。

 永田町関係者によると小泉氏は官邸で石破首相と会談。その報道陣の取材に「国民が日々、一番不安に感じている米の高騰にスピード感を持って対応できるよう全力を尽くします」と抱負を語ったという。

 石破首相は進次郎氏に対し「現下の米価格の高止まりの状況に鑑み、消費者に安定した価格で米を供給できるように強力に取り組みを推進することと、随時契約を活用した備蓄米の売り渡しを検討することを指示した」と述べたという。

 自民党内では20日深夜から「米は買ったことがない」と発言した江藤拓前農水相が「辞表を出すの時間の問題だ」と言われていたことで後任に進次郎氏が決まり、驚きの声が聞かれた。

「進次郎氏は昨日、森山裕幹事長に打診されて受けた。当初、進次郎氏をめぐって石破内閣に入閣しない見方がされていました。しかし、進次郎氏は党の農林部会長や水産総合調査会長をしていたので農業や水産分野には経験も見識もある。党〝農水族〟議員たちにそんたくせず、改革への期待が持たれています」(同党関係者)

 また、ある自民党議員は進次郎氏に対して「米の値段が下げられるかが一番のテーマだ。価格が下がらないと、石破政権のピンチが進むことにつながります」と語った。

 進次郎氏は21日夕方、東京・霞が関の農水省に初当庁を行った後、公務をスタートさせる。