打撃不振と〝怠慢プレー〟などで批判にさらされているメッツのフアン・ソト外野手(26)を元レッドソックスのスター投手のペドロ・マルチネス氏(53)が擁護している。

 マルチネス氏は過去の自らの経緯と重ね、同郷ドミニカ共和国出身の後輩スターをおもんぱかった。「私も野球界で最高額の年俸を受け取っていた。だからチームに適応するのに時間がかかった」と米メディア「MLB ON TBS」で話した。

 絶頂期の1997年のオフにエクスポズからレッドソックスに移籍。大きな注目を浴びる中で「モントリオールから来たので対処すべきことがたくさんあった」とフィールド外での苦労が多かったという。

 ソトは19日(日本時間20日)の敵地レッドソックス戦で左翼に放った大飛球を本塁打と思って〝確信歩き〟したが、フェンウェイパークの「グリーンモンスター」に阻まれまさかの単打になった。〝怠慢プレー〟と批判された中で、これもマルチネス氏は「私もグリーンモンスターで生計を立ててきた。ホームランと思ったら見誤って間違う。風が吹き荒れていることもある。経験不足だったんだ」と援護している。

ペドロ・マルティネス氏
ペドロ・マルティネス氏

 現役時代は3度のサイ・ヤング賞、5度の最優秀防御率、3度の最多奪三振、最多勝利とMLB最高投手の座に君臨。引退後は2015年に殿堂入りを果たしている。レッドソックスのレジェンドは「ソトは今は適応の年です。気をそらすものがいっぱいある。何かが彼を悩ませていたのだろう。私たちは彼がどれほど若いかを忘れている」と温かい目で見守る必要を訴えた。