新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」Bブロック公式戦(18日、八王子)で、IWGPジュニアヘビー級王者のエル・デスペラードが「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のSHO(35)を下し、3勝目を挙げた。連覇へのモチベーションの一つとなっているのが、葛西純(50=フリーダムズ)の存在だ。BOSJ後の6月24日後楽園大会で控える〝狂猿〟とのラストシングル戦への思いは――。
H.O.Tの高橋裕二郎の介入もあり、反則ざんまいの相手に苦戦を強いられたデスペラードだったが、ロコ・モノからのピンチェ・ロコで悪を成敗。バックステージでは「言うことねえよ」とだけ吐き捨てて控室へ消えた。ともあれ、これで3勝目。前半戦で2敗を喫したものの、白星先行で巻き返しに成功した。
前年度覇者という立場に関する意識はあまりないというデスペラードだが、連覇を果たした上で再会したい相手がいる。これまで数々の激闘を繰り広げ、互いに刺激を与えあってきた葛西だ。開幕前のインタビューでは「優勝してタイトルを持ったまま、葛西純の前に立ちたいというのが俺の願望。だけど実際は去年優勝するまでに、どんだけかかってんのって話で、言うほど簡単じゃない。だからこそやりがいがあるし、それを成し遂げて葛西純の前に立てたらいろいろなものが変わりそう。自分がもう一つ上に行けるんじゃないかなって淡い期待はある」と明かしていた。
後楽園決戦は2人のラストシングルマッチと銘打たれている。デスペラードは「俺と葛西純だよ? 乱発するもんじゃないでしょ。しかも葛西さんはよその団体の選手で、デスマッチの世界で一番とんでもない選手だと俺は思ってるし。俺は目にも来てるしヒザにも来てるし、いつまでコンディションをキープできるか分からない。待ってる余裕ってそんなにないんじゃないかなって。焦りはないんだけど、悠長には構えてられない」と説明。ただならぬ思いを込めた一戦だからこそ、IWGPジュニア王者にしてBOSJ覇者という最高のシチュエーションで臨みたいというわけだ。
王者として全選手から狙われる立場のデスペラードが、開幕前からBOSJ後の葛西戦を決定させたことで、他出場者から反発の声があってもおかしくはない。それでも「俺も昔はBOSJ中に他の告知とか入ると『今こっちやってんだろ!』って思ってたんだけど。ある程度会社の都合とかも分かってきたのと、そもそも、そんなことで動員や客の集中が落ちるBOSJじゃないんだよ。もし怒ってくるヤツがいたら、今のBOSJ、もしくは今の自分に自信がないヤツだね」とキッパリ。揺るぎない信念と、尽きることのない欲望を胸に、デスペラードが連覇への道を突き進む。












