体操男子で五輪2大会連続金メダルの橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)が〝世界一〟への思いを熱く語った。

 体操の世界選手権(10月、インドネシア・ジャカルタ)の代表選考会を兼ねたNHK杯最終日(18日、東京体育館)の男子個人総合2回目では、1回目と持ち点(全日本選手権の得点の半分)を合わせて合計251・909点をマーク。パリ五輪3冠の岡慎之助(徳洲会)に0・200点差及ばなかったが、5大会連続の代表入りを決めた。試合後の会見では「まず1種目目からできることを淡々と積み上げて、最後まで演技通し切れた」とホッとした表情を浮かべた。

 今大会前にはインフルエンザを発症。「3日から体調不良を訴えて、治り次第練習に合流すると話したが、日に日に熱が上がってきた」と切り出した上で「ゴールデンウィーク中だったので病院を探すのも大変だった。最終日に病院が見つかったので、薬も処方していただいて治療をしたけど、なかなか熱も下がらず、体調も良くなくてというところでズルズルと引きずってしまった」と明かした。

 大会直前の14日時点でも「朝すごい体調も悪かった」というが、大会会場であえてハードワークのトレーニングを敢行。「試合の当日、予選の日はすごく体調も良かった。回復してることを実感できていた」と明るい兆しが見えたことで「とにかく2日間やりきれたというか、今日もとてもたくさんの方に来てもらって、すごく自分自身のモチベーションも高かった。やりきれて良かったなというところでひと安心をしている」と大ピンチを乗り越えた。

 パリ五輪では団体で金メダルを獲得するも、個人総合では連覇を逃した。「世界一を取るために一番を、3年後のロサンゼルス五輪で金メダルを取りたい、個人総合で金メダル取りたい。その間の世界選手権でも世界一を取りたいなという強い気持ちもある」ときっぱり。「試合に向けてコンディションをつくっていけるかが今の課題だと思うので、そういった課題をクリアしていけるようにしたい」とリベンジを宣言した。