体操女子で2024年パリ五輪代表の岸里奈(戸田市SC)は、世界選手権(世界選手権(10月、インドネシア・ジャカルタ)代表入りも悔しさをにじませた。

 4月の全日本選手権(群馬・高崎アリーナ)で優勝。2冠の懸かったNHK2日目(東京体育館)では平均台の落下が響き、全日本選手権の得点と合わせて162・130点で2位だった。10年ぶりに頂点の座を勝ち取った杉原愛子(TRyAS)に0・033点及ばず「1種目目、2種目目が終わったあたりではすごい自信を持って演技ができていたのはよかったが、平均台でミスが多くて、気持ちの面でも余裕がなかった」と反省点を口にした。

 それでも、最終種目の床運動で全体2位の13.700をマークした点は収穫。「最後まで決めきる、あきめない心は発揮することができた」と振り返った上で「一番の目標、夢が五輪でメダルを取ること。その目標に向けて一つずつというか、一つひとつ試合をこなしていけたらいいなと思う」と力強く語った。

 世界選手権は目標の実現に向けた通過点。村上茉愛女子強化本部長も「寡黙なタイプがふと話すひと言はチームにとって大きい影響を与えると思うので、経験を積んでいってほしい」と期待を寄せる17歳は、貪欲にレベルアップを目指す構えだ。