パ3位の西武に待望の「1番打者」が固定されつつある。7日のソフトバンク戦(ベルーナ)で7―1と逆転勝ち。これで連敗を3で止め、貯金を1に戻した。

 打線は初回から1点を先制された直後、その裏に西川、渡部聖の安打で一死二、三塁の好機を作り、ネビンの左前適時打でまず同点。続く平沼の二ゴロが相手失策を誘って逆転、さらに外崎の右犠飛で3点目を奪った。

 2回には西川愛也外野手(25)が2号ソロを放つなど序盤で4点を奪い、先発・高橋の2連勝を援護した。

 とりわけこの日、4打数3安打で4度目の猛打賞をマークした西川は11試合ぶりとなる本塁打について「感触は結構良かったんですけど、入るかなという感じだったのでスタンドまで行ってくれて良かったです」。頼もしい点は、今季の第1打席での通算打率が5割7分1厘と高いことだ。1番打者に定着した4月13日以降、20試合での「第1打席打率」は驚異の7割2分2厘、「同出塁率」も7割5分とハイレベルを維持している。

 これについて西川は「自分でも出来過ぎかなと思っています。まずタイミングがしっかり取れているのと、あとはピッチャーに対しての準備ができているのかなと思う」と自己分析している。

 2019年オフにメジャーへ移籍した秋山(現広島)が流出以降、ライオンズが苦しんできた〝1番打者問題〟。中堅手でもある「核弾頭」の西川が終止符を打ってくれれば、これ以上の解決策はない。

 苦節8年目の西川は「まずは試合に出れていることにしっかり感謝して一日一日全力プレーでファンの皆さんにいいプレーを見せられるように頑張りたい」とリードオフマンへの定着を目指し、あくまでも謙虚な姿勢を貫く。しかしながら、その言葉の節々からは飛躍を志す力強い意志が伝わってくる。獅子の背番号51に大ブレークの予感が漂う。