中国・重慶市では屋外で火鍋を食べさせるレストランが人気だ。野良猫がビルの3階から路上の火鍋に落下し、猫と9人がヤケドした。店側は治療費と養子縁組費用を負担し、SNSユーザーらは感動した。香港メディア「香港01」が先日、報じた。

 2日夕、重慶市渝中(ゆちゅう)区の火鍋レストランで珍しい事故が発生した。野良猫が3階ほどの高さから、沸騰した火鍋に転落した。半径3メートルにスープが飛び散り、客9人がヤケドを負った。

 負傷した客は「友人と雑談をしていた時、突然何かが鍋に当たったような気がして、熱いスープが私の体に飛び散りました。あまりの痛みに愕然としました」と語る。

 病院の診断によると、負傷者9人は全員、腕や脚などの露出した部分を中心に浅い第2度のヤケドを負った。

 店主はすぐに警察と救急車を呼ぶだけでなく、従業員が負傷者に付き添って治療を受けるよう手配した。店主は「その夜の客全員の料金をタダにします」と発表し、負傷した客の治療費を全額負担することを約束した。医療費、休業損害、精神的損害などを含めて、1万3000元(約25万7000円)を支払ったとみられる。

 店主はまた、「事件を引き起こした」野良猫に対しても人道的な配慮を示した。猫が救出された時、その毛はあちこちで抜け落ちており、皮膚の一部には水ぶくれができていた。動物病院では第3度のヤケドと診断された。店主は治療費として3000元(約5万9000円)以上を支払っただけでなく、その犬に「メーデーの連休中に会う」という意味の「51」という名前を付けた。

 店主は「たとえ困った状況に陥ったとしても、命は命です。もし1週間以内に引き取り手がいなかったら、正式に引き取ります」と話した。

 この話がSNS微博などで拡散し、ユーザーらは「店主は寛大だ」と称賛の声が上がっている。