格闘技イベント「RIZIN男祭り」(4日、東京ドーム)での「RIZIN WORLD GP ヘビー級トーナメント」1回戦で、元極真空手世界王者の上田幹雄(29)がシビサイ頌真(34)に圧巻の63秒KO勝ちを収めた。

 開始から圧力をかけながら前に出た上田は、強烈な左のローキックでシビサイの左ヒザを打ち抜いていく。するとその重い一撃ごとに相手は苦悶の表情を浮かべ、やがて崩れ落ちると立ち上がれなくなりわずか1分3秒でKO勝ちを手にした。

 これにはABEMA PPVなどでの配信で解説していた川尻達也も「〝一撃〟ですね!」と興奮を隠せない。マイクを持った上田はシビサイに「僕たちは仲間でいろんな思いがありましたけど、戦う以上はライバル関係でやってこれました。『シビサイ選手をどうしても超えたい』という気持ちで稽古して、ここまでこれました。ありがとうございます。これからも練習仲間としてお願いします」と感謝の弁だ。さらに直前まで2試合連続判定決着だっただけに「ヘビー級GPはここまで判定ばっかりでつまらなかったと思うんですけど、少しは気分を晴らしてもらえましたか?」と話して大歓声を浴びる。そして「日本人はもう、僕一人なんで。僕が背負います! 応援よろしくお願いします!!」と叫んだ。

 この日の同GP開幕前には、ベラトールでヘビー級とライトヘビー級の2階級制覇王者となったライアン・ベイダー(41)が大みそか大会に参戦し、GP覇者と「RIZINヘビー級王座決定戦」を行うことも発表された。エメリヤーエンコ・ヒョードルにも勝利した〝人類最強を倒した男〟ベイダーまでたどり着くことができるか。

 また同GPに出場したもう1人の日本人選手のスダリオ剛はジョゼ・アウグスト(ブラジル)に判定0―3で敗れた。