チャールズ国王は30日に、がんに関するレセプションをバッキンガム宮殿で開催し「気が遠くなるほど、時には恐ろしいもの」と自身の闘病生活を振り返った。英紙サンが30日、報じた。

 チャールズ国王は昨年2月にがんが発覚して以来、1年以上毎週がんの治療を受けている。この日のレセプションはがん患者支援を目的に開催された。

 がんの診断は「気が遠くなるような、時には恐ろしいもの」だが、「病気の最も暗い瞬間は、最大の思いやりによって照らされることがある」と国王は語り、医療関係者たちを称賛した。

 新たにがんの治療を受けている人々は毎日1000人以上とされているが、国王は「がんの診断を受けたからといって、希望や支援なしに将来に立ち向かう必要はない」とメッセージを送りつつ「しかし、私自身もこの統計の一部であるため、がんは、人の最良の部分を明確にする経験にもなり得ると身をもって確約できる」と続けた。

 またがんの診断を受けて1年以上の過程は「病気による最も暗い時期が素晴らしい思いやりで照らされる場合もある」と話し、一例として「ホスピスのボランティアに手を握ってもらった」時など「人とのつながりによる深い影響」や「誰かとつながりを持った瞬間」に心を打たれたと語った。

 チャールズ国王は4月に入って再び健康上の不安を抱え、がん治療の副作用により一時入院したが、その後イタリアへの公式訪問を行うなど、回復の兆しを見せていた。王室関係者によれば現在の治療経過は「非常に良好」だという。