気分はノーピープル戦だ! 格闘技イベント「RIZIN男祭り」(5月4日、東京ドーム)で朝倉未来(32)と対戦する前RIZINフェザー級王者の鈴木千裕(25)が独占インタビューに応じ、大一番への覚悟を明かした。激闘の末、判定で敗れた3月30日のカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)戦のダメージを心配する声もあるが〝天下無双の稲妻ボーイ〟はこれを一蹴。自身の惨敗を予想しているラストマンスタンディング王者の平本蓮(26)にも千裕節をサク裂させた。

 ――連戦だけに試合を受けたことが驚きだ

 鈴木 昔、友達に約束したんですよ。「いつか東京ドームで試合する」って。それが今、目の前にあるのに蹴ったら、絶対後悔するし〝俺の体だったら治るぞ〟って思ったんです。それを信じたら大丈夫でしたね。

 ――約束というのは…

 鈴木(2021年7月の)「KNOCK OUT」でベルトを取って、後楽園ホールを出てドームの方に歩きながら「俺、いつかここで試合するわ」って言ったんです。

 ――体は今どのような状態なのか

 鈴木 今日(21日)もケアしてきましたけど、もうだいぶOKですね。この感じだと試合当日は100%になると思うんで順調です。拳? 良くなりました。いい医師と会えて治療も進んだんですごく良かったです。

 ――ダウトベック戦後の拳の状態は

 鈴木 打撲して腫れていました。あと、それと一緒に古傷も腫れていました。骨折? それがないんですよ~。足とかも含めて。そもそも、骨折してたらやらないですよ(笑い)。

 ――アナタならば骨折していてもやりそうだ

 鈴木 そんなわけないでしょ。美容師が親指を折っているのに、美容師のコンテストに出るみたいなもんですよ(大笑い)。

 ――相変わらず例えが分かりづらい! つまり心配は…

 鈴木 ないっす!

 ――未来の印象を

 鈴木 リスペクトしてますよ。(22年8月の)ハワイ会見の時に一緒になって、その時に練習もしてますし、ご飯も食べていろいろ格闘技の話もしましたし。当たり前ですけど、格闘技が本当に大好きなんだなと思います。フェザー級を確立してベルトができるきっかけにもなりましたし。それに、僕の色としては好きじゃないんですけど「Breaking Down」を成功させて、ユーチューブでも自分で発信して、格闘技以外の面でも活躍しているじゃないですか。そういう面でも純粋にひとりの人として、すげえなって思います。

 ――そんな未来と、どんな試合をしたいか

 鈴木 もちろん観客はいますし、誰かが外からガヤを入れてきたりとかありますけど「全部抜きにして、純粋に男同士1対1の殴り合いしましょうよ」っていうのが僕のテーマなんです。だから、なんか外から「ケガしてる」とか「満身創痍だ」とか言われると「うるせえ! 俺の何を知ってんだよ」みたいに思いますね。

 ――平本蓮の発言にそんなに怒っているのか

 鈴木 いや、別に。それで勘違いして信じている人たちが、ちょっと大丈夫なのって思いますけど。俺のこと見たことあんの?って。レントゲン撮って見たのか?って。純粋に僕が「最高のクリーンな試合しましょうよ」って言ってるのに、それを「アイツはベストじゃないんだ」みたいな…。

 ――わ、わかりました。ではどんな思いで試合に臨むのか

 鈴木 ドームで観客がいますけど、僕は無観客だと思ってやります。

 ――気分は「巌流島決戦」だと!

 鈴木 そういう感じです。「河川敷でサシでやろうぜ」みたいな。気持ち良く終わりたいですよね。試合が終わって「疑惑の試合だった」とか「試合前にケガしていた」とか、そういうのは見てる方もやってる方もスッキリしないし。そういうのも全部含めて、しっかりKOで倒したいです。

【解説の平本蓮は敗戦予想】今大会は当初「THE MATCH 2」のタイトルで開催され、復帰する未来が平本と再戦する予定だった。

 しかし、3月に平本が右肩の「外傷性肩関節不安定症」で全治6か月と診断されて欠場が決定。これで未来の対戦相手が白紙となり、イベント名も「RIZIN男祭り」に変更された。その後、対戦相手に鈴木やYA―MANが浮上。ところが今度はその2人が3月末の試合で敗れたため、事態は混迷を極める。一時は青木真也や皇治の名も浮上したが、鈴木が試合後のダメージはないとして対戦を申し出たため、試合が決定した。

 その後、RIZINの榊原信行CEOが自身のXで、この試合の配信での解説を平本に任せると発表。その平本は自身のXで「満身創痍でボロボロの選手相手に元気満々の朝倉未来がどうやって圧勝するのか楽しみでござるッ!!」と投稿するなど〝手負い〟の鈴木が敗戦すると予想していた。