柔道女子48キロ級で2024年金メダルの角田夏実(SBC湘南美容クリニック)に対し、女子代表の塚田真希監督が賛辞の言葉を送った。

 体重無差別で争う全日本女子選手権(20日、神奈川・横浜武道館)で角田は、3回戦で70キロ級の寺田宇多菜(JR東日本)に敗戦するも、3度目の同大会出場で初めて2勝をマーク。初戦では体重差が約37キロある鋳山真菜実(生光学園高)を下すなど、得意の巴投げを軸に五輪女王の意地を見せた。

 角田の戦いぶりを塚田監督は「柔よく剛を制すじゃないが、そういう言葉に期待する部分もあるし、彼女の戦略的に柔道を組み立てる部分はマニアにとっても面白いし、あまり柔道を知らない人でも見ていて楽しいと思ってもらえる。彼女の活躍は、そういう両面を持ち合わせた彼女にしかできない役割だと思う」と称賛した。

 この日は角田の雄姿をひと目見ようと、多くのファンが来場。塚田監督は「彼女の出場によって会場に足を運んでいる人たちもいるんだろうなという雰囲気もあった。あとは真剣に(一本を)取りにいっている雰囲気をすごく感じられた。この大会のそういった部分での価値や角田選手の立ち位置によって、柔道もまた少しこう注目されている。彼女の活躍は非常に大きかった」と感謝を口にした。