れいわ新選組の高井崇志衆院議員は18日、衆院財務金融委員会で質疑。その中でトランプ政権の関税交渉をめぐる政府の対応を批判し、石破茂首相の退陣を求めた。

 高井氏はトランプ大統領が日米関税交渉で在日米軍の負担など安全保障の話題を出したにも関わらず、交渉役が赤沢亮正経済再生担当相だけで防衛省幹部を同行させなかったことを批判。「政府の怠慢というか、油断というか、『気持ちが入っていないな』と、象徴するような出来事だと思います」と指摘した。

 加藤勝信財務相に対しては「石破総理や赤沢大臣の相談に乗る立場だし、為替のことも交渉に行く立場です。こういった政府の姿勢は引き締めてほしいし、指導していただきたい」と述べた。

 次に高井氏は、同党の大石晃子共同代表が衆院予算委員会で石破内閣の総辞職を求めたことに触れた。

「明確に求めたのはわが党だけです。私は関税交渉90日間、7月9日までの間に石破総理が辞めるのではないか、そうなっている可能性があるんじゃないかと思っている。そうなったら、次の総理は加藤大臣じゃないですか」と〝ポスト石破〟は加藤氏だと予想。加藤氏は菅義偉内閣で官房長官、岸田文雄政権で厚労相など重要ポストを歴任したことで知られている。

「安倍内閣でも厚労大臣です。そして石破内閣で財務大臣。まさに、経歴的にも申し分ない。(自民党)党員投票は、コバホークさん(小林鷹之元経済安全保障担当相)などのほうが強いかもしれないが、国会議員票であればね、菅派や岸田派が安定感を求めて加藤総理大臣の可能性が私はあると思う」と高井氏は力説した。

 日米関税交渉をめぐる問題では「トランプ氏は〝レシプロカル〟、『相互性』『対等性』という言葉をよく使う。『不公平だ!』と言うのであれば、逆手に取って日米地位協定も対等にしろと言うべきタイミングだと思う」と述べ、加藤氏に〝ポスト石破〟を含め、見解を求めた。

 これに加藤氏は「問いがどこに限定されているのか分かりにくいところがあった。防衛の問題に関してトランプ氏もいろいろ発信してるところです。大事なことは、それぞれについて我が国が何をやってきているのか、どうやろうとしているのか、正確な情報をきちっと説明していく、防衛に限らず大事なことだと思っております」と言及しなかった。

 最後に高井氏は「答弁を求めましけど、ぜひ、そういう思いをもっていただきたい。アドバイスというか、我々の思いを伝えたかった。重要な局面を加藤大臣が担う可能性はある、私は大いにあると思っています」と語った。