米男子ツアーメジャー初戦〝ゴルフの祭典〟「マスターズ」(ジョージア州オーガスタ、オーガスタ・ナショナルGC)が10日に開幕する。松山英樹(33=LEXUS)は、アジア勢初制覇となった2021年以来の勝利が期待される。今季は1月の開幕戦でツアー通算11勝目を挙げて迎える夢舞台。TBSの中継で解説を務めるプロゴルファーの芹沢信雄(65=TSI)が、勝利に向けて松山の〝選択〟を注目ポイントに挙げた。
松山はアジア勢として初めて歴代優勝者に名を連ねており、今年も優勝争いに加わる可能性が高い一人だ。今季は1月の開幕戦「ザ・セントリー」(ハワイ州)で勝利を挙げて大舞台に臨む。
芹沢は「現地での注目度もかなり高い。本人も先に開幕で勝って、気持ち的には余裕もあるから集中できると思うんですよね。先週の試合で試すじゃないけど、試合勘とかリズムもつかんでいるでしょう。マスターズに照準を合わせてきているだろうし、調子は決して悪くないとは思うんです」と指摘した。
メジャー2勝目を目指す上でポイントになるのは、やや調子に波のあるパッティング。「やっぱりグリーン上でしょうね。ショットは元々悪くないので、開幕戦で勝った時もパターは結構入っていました。(マスターズで)勝った時もそうだけど、外しごろの距離をほぼ入れましたからね。バーディーよりもパーパットでナイスセーブがかなりありました」と力説した。
勝敗を分けるパフォーマンスのカギを握るのは、パターの選択にもあるという。開幕戦で勝利した時には、センターシャフトタイプを使用し、通算35アンダーの米ツアー最少スコア記録を支えた。その後は同パターの使用を続けたが、再びピン型の〝エースパター〟に戻すなど試行錯誤が続く。そんな中で、どのタイプを大舞台で起用するのかが大事になってくるわけだ。
芹沢は「マスターズではいつものパターを使っているのしか見たことがないですよ。ハワイは芝目がきついので、それ(センターシャフト)がいいのかなと。(オーガスタの)高速グリーンでタッチを出す時には、元のパターがいいのかなと思う。最後は本人の感覚ですけどね」と分析する。
コースに目を向ければ、アーメンコーナー(11番パー4、12番パー3、13番パー5)の攻略を重視。「アーメンコーナーをすっと抜けられればいいというのはあります。特に距離も長い11番はすごく難しいので、ティーショットをフェアウエーに打ってパーで切り抜けていけば、12、13番も無理しないでいけるのでね」と説明した。
もちろん勝利のためには通算3勝目となる2連覇を狙う、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)、キャリアグランドスラムがかかるローリー・マキロイ(英国)、2023年覇者でLIV組のジョン・ラーム(スペイン)ら強力なライバルを打ち負かす必要がある。松山は再び頂点をつかめるか。












