MLBのロブ・マンフレッドコミッショナーがメジャーを席巻する「魚雷(トルピード)バット」について初言及。米メディアが一斉に反応した。
マンフレッド氏は6日(日本時間7日)、「ニューヨーク・タイムズ」のインタビューで「魚雷バットのような問題や、それを巡る議論は、野球がいまだにわれわれの文化の中で重要な位置を占めていることを示していると思う」と話すと、「バットはルールに準拠しています。実は選手たちは長年、スイートスポットの位置をいろいろと工夫してきました。結局のところ大したことではないことに、人々が完全に熱狂する。それが今の野球なのです。でもこういった議論や論争が起きること自体が、テレビ視聴率や収益といった数値では測れない、野球という競技の本質的な価値が示されているように思う」と分析した。
実際、「魚雷バット」は昨季からヤンキースのスタントンが使用しており、ケガから復帰後も継続して使う意向を示している。
「ニューヨーク・ポスト」紙もコミッショナー発言に注目。「マンフレッド氏は魚雷バットは『野球にとって間違いなくいいものだ』と語った。一部の陰謀論者が信じたがっているように、MLBがヤンキースの成功を望んでいるからではない。視聴率が下がり、ESPNが長年のテレビ放送パートナーシップを終了する時期に、論争が野球に活気を与えるからです」と社会的な盛り上がりを歓迎しているとした。
MLBとESPNは2022年に7年契約で合意し26~28年は年間約5億5000万ドル(約803億円)の放映権料を支払う契約だった。だが今年2月に今季限りでの契約打ち切りを発表。弁護士出身で経営者としてもやり手で知られるマンフレッド氏だけに、「魚雷バット」の盛り上がりをさらなる大型契約につなげるつもりなのかもしれない。










