日本ハムの清宮幸太郎内野手(25)がシーズン開幕直後から「AI(人工知能)」と「ゲン担ぎ」の精度にうれしい悲鳴をあげている。今季プロ8年目を迎えた北の長距離砲は、28日に敵地ベルーナドームで行われた西武との今季開幕戦に「2番・三塁」でスタメン出場。先制の今季1号を放ち、チームを2―0の開幕白星に導いた。その裏側では、前記した2つの〝アイテム〟が大きな役割を果たしていたようだ。
敵地で背番号21の〝確信アーチ〟が強烈なインパクトを残した。両軍無得点で迎えた7回、先頭打者として打席に立った清宮幸は相手先発・今井の投じた初球に見事な反応を見せた。151キロ直球をフルスイングし、打球は鮮やかな放物線を描きながら満員の右翼席へと突き刺さった。
プロ8年で自身初となる開幕弾が決勝打。試合後は「(自軍先発の)金村が粘って粘って投げてくれていたので。何とか楽にさせてあげたかった」と興奮しながらもニヤリ。そして「(息詰まる投手戦という)展開も展開だったので。チームを勢いづけられたかなと思います」とも続け、昨季11打席で9打数2安打0本塁打に抑えられていた天敵・今井からの豪快弾に終始満面の笑みを浮かべた。
もっとも、この清宮幸の絶えない「笑み」。宿敵攻略やチームの開幕戦勝利だけが、何も理由ではない。実は試合前の「ある出来事」が、大きく絡んでいたという。それが「AI」による試合予測だった。
試合前のロッカーでナインが人工知能である「ChatGPT」にこの日の試合展開を予測してもらうと、なぜか自身が本塁打を放つことを予言されていたというのだ。
清宮幸は白い歯をのぞかせつつ「今日の(試合)展望を聞いたら『中盤に僕がホームランを打つ』って言ってて。ちょっと鳥肌立ちました、打った時は。ベンチもみんな知っていたので『AIすげぇ!』って」。
ベンチでのAI試合予想は、今回が初めてだった。その結果が、まさかの的中だっただけに清宮幸も驚きを隠せなかったという。
ただ、AIの本塁打予想はこれまでの自身の実績や傾向、今季開幕までの打撃状態などを全て加味した上ではじき出したもの。それだけに本人も悪い気はしない。
となれば、翌日以降もAIを積極的に活用したいところだが、本人は「いや、明日はちょっと怖いですね。『打てない』って言われたらさびしいので」と否定。その代わりに今春オープン戦から行っている「ゲン担ぎ」は続けていくという。
「オープン戦から僕が(試合前の)声出しをするとずっと勝ってるんで。(そのゲンを担いで)この開幕戦も僕が声出しをやったので。明日もしっかりそのゲンは担いでいきたいです」
開幕早々に「本格化」を予感させた清宮幸。この調子なら今季は昨季以上の成績を残すことは間違いないのかもしれない。











