チャールズ国王が27日に受けたがん治療の一時的な副作用のため、病院で短期間の経過観察を受けたと王室が発表した。英紙ミラーが27日、報じた。

 国王は27日に3カ国の大使と面会する予定だった。28日にはイングランド中部のバーミンガムで4件の公務を予定していたが、いずれも医師の助言により変更となった。

 王室関係者が語ったところによると、チャールズ国王は治療を受けて27日夜には回復したといい、クラレンスハウスの書斎で事務作業をしたり電話をかけたりしていたという。王室補佐官は、国王がロンドンのメリルボーンにあるロンドン・クリニックを訪れたことについて「ちょっとしたトラブル」と表現し、治療は依然として「非常に正しい方向に向かっている」と主張した。

 副作用は一時的なもので、こうした治療では珍しいことではないとしている。国王は昨年1月にロンドン市内の病院で前立腺肥大の手術を受けたいた。

 チャールズ国王は今月初め、北アイルランドのアルスター大学コールレーン校の薬学・薬理学部を訪問し、他のがん患者に「ただ頑張り続けるしかないでしょう」と語りかけ、別のがん生存者には「ウィンストン・チャーチルは何て言ってましたっけ? 頑張り続けましょう!」とメッセージを送っていた。

 バッキンガム宮殿は、4月7日から予定されている国王夫妻のイタリア公式訪問は予定通り実施される見通しだと述べた。国王は昨年職務に復帰して以来、10月にカミラ王妃とともにオーストラリアとサモアを訪問しており、今年も公務を活発に行っていた。