プーチン大統領は昨年7月のトランプ大統領暗殺未遂事件後、教会に行き「友人」トランプ氏のために祈ったという。スティーブ・ウィトコフ米特使が明かした。米紙ニューヨーク・ポストが22日、報じた。

 ウィトコフ氏は先日、ウクライナ戦争をめぐるロシアとの和平交渉を進める中で、プーチン氏と会談した。

 その中でロシアの指導者はトランプ氏を個人的な友人と評したという。

 米保守派政治評論家タッカー・カールソン氏とのインタビューで、ウィトコフ氏は「プーチン大統領は私に、大統領選挙中にトランプ大統領が撃たれた時、地元の教会に行って、大統領のために祈ったという話をしてくれた。彼が米国大統領になれるからではなく、彼と友人関係にあり、友人のために祈っていたからだ」と明かした。

 トランプ氏は昨年7月、ペンシルベニア州バトラーの集会で、暗殺者トーマス・マシュー・クルックス容疑者に銃撃され、銃弾が右耳をかすめた。当時、ロシアの報道官は、反対派が作り出した「トランプ候補を取り巻く雰囲気」が暗殺未遂につながる状況を生み出したと示唆した。

 プーチン氏はまた、ウクライナ問題をめぐる協議の中で、ウィトコフ氏にトランプ氏の肖像画を贈ったという。

 ウィトコフ氏は「プーチン大統領は、ロシアの著名な芸術家にトランプ大統領の美しい肖像画を依頼し、それを私に渡し、トランプ大統領に届けるように頼んだのです」と振り返った。

 また、ウィトコフ氏は「私はプーチン大統領を悪者だとは思っていません。あの戦争、そしてそれに至るすべての要素は複雑な状況なのです」と説明した。