F1今季開幕戦のオーストラリア・グランプリ(GP)決勝(16日)で、昇格したレッドブルでのデビュー戦でいきなり大失態を演じて批判を浴びているリアム・ローソンが〝問題発言〟で精神面の不安を露呈した。
ローソンは予選でミスを繰り返して、Q1敗退の18番手と衝撃的な低迷スタート。決勝でも、同僚のマックス・フェルスタッペンから大幅に遅いラップタイムにとどまり、深刻なスピード不足を露呈した。揚げ句の果てには、30周を過ぎたあたりで早々に周回遅れとなり、47周目にクラッシュするという失態劇だった。
昨季終了後に、セルジオ・ペレスの電撃解雇に伴って角田裕毅の昇格待望論が高まりながら、クリスチャン・ホーナー代表の〝鶴の一声〟でローソンはレッドブルの一員に。ただ、その後も批判がくすぶり続けており、開幕戦での低調ぶりで批判の火に油を注いでしまった。
次戦の中国GP(23日決勝)で巻き返しを図りたいところだが、この重要な局面で問題発言を行ったとして物議を醸している。
ローソンはオランダメディア「デ・テレグラフ」のインタビューで、開幕戦を振り返りこう語った。
「このスポーツでは、チームメートが最大のライバルなんだ。そして私のチームメートは、4度のチャンピオンに輝き、10年近くこのチームに在籍しているマックス・フェルスタッペンだ。これは私にとって学び、成長する絶好の機会なんだ」と現状は結果を追い求めるよりも、経験を積むことの重要性を強調した。
それにもかかわらず、たった一戦の失敗だけでファンやメディアなどから非難の的になっている状況に我慢がならなかったようだ。
「まだ(レッドブルに)入ったばかりなのに、マックスに勝てると思っている人がいるなら、そういう人たちはただのアホだ」と言い放った。ローソンの用いた言葉は相手を侮蔑する意味が込められており、公の場で面と向かって使うのははばかられるもの。そのため、各国メディアがこの発言を問題視して波紋が広がっており、英メディア「モーターサイクルスポーツ」が「新人F1レーサー、リアム・ローソンがフェルスタッペンとの比較を否定し『君はただのアホだ』と言った」と報じるなど批判的な報道が相次いでいる。
ローソンは問題発言の後に「そのレベルに到達することを望んでいるが、時間がかかる。今の僕にそれを期待するのは現実的ではない」「経験が乏しく、チームに新人として入った僕が、このゲームに10年間携わってきた選手よりも優れた成績を残せると信じていたとしたら、ひどく失望することになるだろう」などと〝言い訳〟を繰り返した。
ローソンは昨季も同グループの先輩にあたるセルジオ・ペレスに中指を立てる愚行を見せるなど精神面のもろさが指摘されてきた。そうした不安を早くも見せたことで、今後に懸念が高まりそうだ。












