柔道男子100キロ級で2021年東京五輪金メダルのウルフ・アロン(パーク24)が〝勝ち逃げ〟宣言だ。

 大学スポーツ全体の活性化を目的に創設された「UNIVAS AWARDS2024―25」の表彰式が3日に行われ、ウルフはプレゼンターとして登場。同賞は大学スポーツ協会(UNIVAS)が、大学スポーツ全体の活性化を目的に、競技成績だけでなく、学業充実や安全安心、大学スポーツの盛り上げ等に著しい成果をあげた学生アスリートやスポーツに関わる学生、OB・OG、指導者、団体を選出する表彰制度で、トークセッションでは学生たちにさまざまなアドバイスを送った。

 そんなウルフは2日の九州選手権で全日本選手権(4月)への出場権を獲得。「ギリギリだった。ぶん投げられて恥ずかしかった」と苦笑い。かねて全日本実業団体対抗大会(6月)で引退する意向を示しており「最後の個人戦なのでもちろん勝ちに行く。しっかりと優勝できる状態に仕上げて、試合当日は臨みたい」と意気込んだ。

 全日本選手権を最後の個人戦に選んだ理由については「6月には辞めることを決めていて、やっぱり国際大会は4年後(五輪)を考えた上で出る大会。国際大会で引退しますというのは僕は違うかなというふうに思っている。国のお金を使って派遣されているものなので、そこに出て引退しますというのはおかしいと思う。自費で行くとかという話だったら別にいいとは思うけど」と明かした上で「全日本選手権で僕が優勝して引退して、僕にやり返しをできる場をなくしてやろうと思っている。勝ち逃げしてやろうかな」と不敵な笑み。2019年大会以来となる2度目の優勝で有言実行なるか――。