中国・貴州省の葬儀場で故人の関係者だけに提供される酸辣湯米粉(サンラータンビーフン)があまりにもおいしすぎるとして、グルメたちが故人の親戚や友人のふりをして行列を作っているという。中国メディア・網易新聞などが27日までに報じている。

 あるSNSユーザーが17日、貴州省の二龍葬儀場で酸辣湯米粉を食べた体験を投稿した。

「母が『おいしいから』と教えてくれました。最初は街からかなり遠いので躊躇しましたが、酸辣湯米粉を食べてみたら、本当においしかったです」

 この投稿が口コミで広がり、今や毎日、長い行列ができているという。SNSには「冥界の味だ」「本当においしい」などのコメントが寄せられている。

 本来は参列者のための食堂で、午前6時から午前8時、午後10時から午後10時半まで、軽食として1杯10元(約205円)で提供されるもの。豚ひき肉、激辛鶏肉、カリカリに揚げた鶏皮、豚足の4種類のトッピングがある。チケット制で、参列者のみに発行される。

 今やSNSを見た人が殺到するようになったが、故人との関係を確認することが困難なため、葬儀に影響を与えないように1日50杯まで無料提供するようになった。1時間ほど並ぶという。