スポーツトレーナー・永井正彦氏が実際の相談事例をもとに解説する健康アドバイス企画。さて今回は“そしゃく力の鍛え方”です。
【お悩み】かむ力の衰えを感じています。そしゃく力を鍛えるトレーニング法を知りたいです。(60代男性)
【アドバイス】舌の回旋&あごの継ぎ目マッサージでそしゃく力を向上しよう。
【解説】焼き肉の部位でミノがいちばん好きだというこの男性は、近頃だんだんかみ切れなくなってきたと嘆いていました。
かむ力自体が落ちているのか、体全体の筋力が落ちているのかによって、それぞれのトレーニング法があります。
かむ力自体が落ちているなら、硬めのものをしっかりかんで、あごを使う回数を増やすことです。歯につきにくいガムなどをかんであごを使うことも有効です。
男性の場合は、体全体の筋肉が落ちている傾向が見受けられ、そしゃく力の低下が進んでいたようだったので、口の中で舌を回旋させるトレーニングを勧めました。
上下の歯の裏を舌で拭いてあげるようなイメージで、舌を10回程度しっかり回旋させる。スポーツ界でも取り入れているトレーニング方法なので、かなりあごが疲れます。
舌の回旋トレーニング後は、上あごと下あごのつなぎ目あたりを両手で包み込んで優しくマッサージしてあげるとあごの疲れが和らぎ、動きもスムーズになります。あごの筋肉は痛めやすいので、優しく触るのがポイントです。
マスクの着用時間が長い人や1人暮らしで会話の少ない人は、口を大きく開けたり、口角を上げることが少ないので表情筋が衰え、かむ力も衰えがちです。
入れ歯にしたことでかむ力が落ちることもあるので、心当たりのある方は舌の回旋トレーニングでかむ力とあご全体の筋肉アップを試してみてください。












