【病院通いになる前に健康寿命を伸ばす! プレメディカルケア】

 スポーツトレーナー・永井正彦氏が実際の相談事例をもとに解説する健康アドバイス企画。今回のお悩みは“起床時のしびれ”です。

【お悩み】起床時、肩から腕にかけてしびれが出ます。無理なく和らげる方法は?(40代女性)

【アドバイス】布団の中であおむけになり、両手をグーパーしてから起床してください。

【解説】毎朝、肩から腕にかけてしびれが出るという主婦の方からの相談でした。

 要因は寝返りをほとんど打たず、同じ姿勢のまま寝ていることが考えられました。

 あおむけなら頭を枕に押し付けたまま、うつぶせなら首をねじったままといったように、同じ姿勢で寝ていると疲れが取れるどころか体に負荷がかかりっぱなしの状態です。

 この女性はいつもうつぶせで寝ているそうで、肩から腕にかけてしびれが出ているということは、首の寝違えを起こす前段階です。起床後はすぐに体を起こさずに布団の中であおむけになり、手をなるべく強く握って、ゆっくり開く。緊張状態をゆっくり弛緩させるイメージで、深呼吸しながら2~3回、ひざを立てた状態でゆっくり行えば、腰に負担をかけることもなくしびれを和らげることができます。

 そしてあおむけでひざを立てた状態のまま、肩の上げ下げをゆっくり5回行ってから、腋窩(えきか)神経のあるワキの下を手のひら全体を使って軽くもむと、起床後の動きもスムーズになります。

 冬場は夏場より寝返りが減りがちなので、苦しい姿勢のまま寝ている人は多くいます。痛みやしびれがなくても、起床時にこのストレッチを行うと体全体の緊張がほどけるので、一日の始まりがスムーズになるでしょう。