WWEの〝ウェイワード・サムライ〟中邑真輔(44)が、何と極悪ユニット「ザ・ブラッドライン」の援護を受けて、US王座防衛を果たした。

 昨年11月から不気味なメークを施して、コスチュームも一新。同30日のPLE「サバイバーシリーズ:ウォーゲームス」ではLAナイトからUS王座を奪い取った。新王者となってもナイトとの抗争は続き、10日(日本時間11日)のスマックダウン(オレゴン州ポートランド)では前王者との再戦を迎えた。

 真紅の上衣を着た中邑は、ナイトのパワー殺法をのらりくらりとかわしながら、キックで逆襲。強烈なローキックから、コーナーの上に載せたナイトのボディーに、ランニングニーを叩き込んだ。ところがロープ際でラリアートをくらうと、場外でスライディングキックから実況席に8度も打ちつけられた。

 さらにリングで再びラリアートを浴びて場外に転落したが、背後に回ってナイトを鉄柱に叩きつけた。続けてバックドロップの体勢から前方に投げつけ、前王者を鉄柱葬。強引な攻撃でペースを引き寄せた。

 ナイトも得意のラリアートからパワースラム、エルボードロップの猛攻。王者も負けじとスライディングジャーマンを放つが、ナイトも雪崩式ジャーマンで投げ飛ばす。ナイトの変型逆エビ固めには、王者も腕ひしぎ十字固めで対抗して、一進一退の攻防となった。

コーナー上のLAナイト(手前)にヒザをぶち込む中邑(©WWE)
コーナー上のLAナイト(手前)にヒザをぶち込む中邑(©WWE)

 中邑はハイキックからバックエルボー。続けてトドメのキンシャサをぶち込んだものの、カウント2でロープに逃げられた。コーナーにもたれたナイトの背後から2発目のキンシャサを放つも、かわされてBFTで顔面からマットに沈められた。ここでナイトがカバーににじり寄り、王座陥落か…と見られた時だ。

 新ブラッドラインのタマ・トンガとジェイコブ・ファトゥが乱入。敵対するナイトに襲いかかり、ボコボコにしてしまったのだ。これにより王者の反則負けとなったものの、反則決着のためタイトルは移動せず。ブラッドラインの援護射撃を受けた形となった中邑が、辛くもベルトを守った。

 ナイトの救出にコーディ・ローデスとジミー・ウーソも加わったが、中邑はその前にとっとと花道を引き揚げてしまった。昨年12月20日の6人タッグ戦では中邑が試合中のナイトを襲い、ブラッドラインの勝利に手を貸す格好となった。まさか、道を外れたサムライと極悪ユニットがつながっているのか? 今後の展開に注目が集まる。

 この日のスマックダウンは「ABEMA」にて放送された。